今日は、小学校の資料をつくりました。テーマはサンタクロース。
せっかくサンタクロースについて調べたので、そのネタをアップします。どうぞ、子どもに知ったかぶって子供から「へぇー」をたくさんもらってください。
池上彰先生曰く、自分の伝える力の手ごたえのバロメーターは、相手の「へぇー」という感嘆の言葉で、「へぇー」の数を増やす努力がプレゼンテーション能力を高めるとおっしゃっています。(池上彰著「伝える力」PHPビジネス新書)
■サンタクロースの出身地は?
北欧? 北極? 1925年アメリカの新聞に掲載された、フィンランドのラップランド出身説です。フィンランド国営放送は1927年、ラップランド東部のコルヴァトゥントゥリ(耳の山)をサンタクロースの住居と宣言したのです。
■どこに住んでるの?
サンタクロースはラップランド州のコルヴァトゥリというところに、ようせいのトントゥーたちと一緒に暮らしていました。世界中の人たちが合いに来てくれるようにと、同じラップランド州にある北極圏と交わるロヴァニエミという街にサンタクロース村をつくりました。サンタクロース村はロヴァニエミの北8kmのところにあり、北極圏が始まる北緯66度33分7秒、西経25度50分51秒の北極上にあります。
■妖精のトントゥーって何?
赤いトンガリ帽子に赤い服を着た妖精で、フィンランドのいたるところ、森の中や家々に住んでいて、普段は私たちの目につかないところで人間のお手伝いをしています。
■どんな暮らしをしているの?
サンタクロース村で幸せに暮らしています。村には、サンタクロース・オフィス、サンタクロース郵便局があって、サンタさんはそこから世界中の子どもたちにお手紙を送っています。
■どうして子供たちにプレゼントをくれるの?
むかし(4世紀頃)、キリスト教の教父聖ニコラウスという人がいました。ニコラウスは貧しさのあまり、三人の娘を嫁がせることの出来ない家の存在を知しって、真夜中にその家を訪れ、屋根の上にある煙突から金貨を投げ入れました。このとき暖炉には靴下が下げられていたため、金貨は靴下の中に入っていたと言われています。この金貨のおかげで娘の身売りを避けられたというお話があります。靴下の中にプレゼントを入れる風習は、ここからはじまりました。
■サンタクロースが載っている魔法の空飛ぶソリを引くトナカイは全部で何頭だ?
引っ張るのは全部で8頭でみんな名前がついています。ダッシャー (Dasher) ダンサー (Dancer) プランサー (Prancer) ヴィクセン (Vixen) ドゥンダー (Dunder)(後の版ではドンダー (Donder) となっている) ブリッツェン (Blitzen) キューピッド (Cupid) コメット (Comet)
9頭目は先頭を走る「真っ赤なお鼻のルドルフ」
■サンタクロースって何人いるの?サンタクロース村には、たくさんのサンタクロースがすんでいて、いつでも会うことができ、記念撮影も取ることができます。
■サンタクロースって何歳?フィンランドのサンタクロースの今の年齢は、1510歳と言われています。
■サンタクロースの由来サンタクロースのモデルとなったキリスト教の教父聖ニコラウスは、守護聖人として崇められており、アリウス異端と戦った偉大な教父でもありました。教会では聖人として列聖されているため、「聖(セント)ニコラオス」という呼称が使われています。これをオランダ語にすると「シンタクラース」になります。オランダでは14世紀頃から聖ニコラウスの命日の12月6日を「シンタクラース祭」として祝う慣習がありました。その後、17世紀アメリカに植民したオランダ人が「サンタクロース」と伝え、サンタクロースの語源になったと言われています。
ちなみに我が家は、2年前にラップランドに行って実際にサンタクロースに会ってきました。サンタクロースの存在を自分の目で確かめさせたかったからです。当時下の子はゼロ歳でしたが、サンタと一緒にとった写真があるので、しばらくはその存在を信じているでしょう。
実際に、自分の目で見て、体で体験して納得することは子育てにおいても大切なことだと思います。バーチャルでしかも一瞬に欲しい情報が手に入ることは素晴らしいことですが、すべてそれで済ませてたら、知ることはできても、理解することはできるでしょうか。
「聞くことは忘れることなり、見ることは覚えることなり、聞いて見てやってみることは、理解することなり」(中国のことわざ)
体験学習の原点です。