サーフ・リアライゼーションという本の中に、「勝利者になることは、マスターになることほど重要ではない」とある。
ある雑誌の中にジェリー・ロペスとグライド・カレン(トム・カレンの兄)とのこんな対話がある。
(ジェリー・ロペス)「負け惜しみ以上に、西洋の文化では勝つこと=結果のみが重視されるけど、東洋のは習得する過程で得るものが重要であって、結果として勝った、負けたより大切だ、という文化だろ?
サーフィンをする上で、この考え方がぴったり来ると思わないかい?」
(グライド・カレン)「そうですね。僕の兄(トム)でさえ、『ベストのサーファーだって勝つことより負ける回数の方が圧倒的に多い。だから諦めないでベストを尽せ』と言っていました。」
また、サーフィンが好きになった。